つらさげ芋の『糖蜜焼きいも 』 完成までの軌跡。うのばい地区のさつまいもは、桜島火山の恩恵を受けた栄養豊富な土壌で育ち、芋自体に大地の恵みがたっぷり凝縮されています。収穫されたさつまいもは標高550mの高地で吊らさげながら熟成させることで、高隈山から吹き抜ける冷たい風を全身で受け、約1ヶ月後、奇跡とも言える恵まれた環境での寒熟を果たします。こうして寒熟した芋を、絶妙な温度加減で焼き上げることで、つらさげ芋の『糖蜜やき芋 』が完成します。

「つらさげ芋の糖蜜焼きいも 」 完成までの軌跡

大野原(うのばい)のさつまいもは、桜島火山の恩恵を受けた栄養豊富な土壌で育ち、芋自体に大地の恵みがたっぷり凝縮されています。

収穫されたさつまいもは標高550mの高地で吊らさげながら熟成させることで、高隈山から吹き抜ける冷たい風を全身で受け、約1ヶ月後、奇跡とも言える恵まれた環境での寒熟を果たします。

こうして寒熟した芋を、絶妙な温度加減で焼き上げることで、つらさげ芋の『糖蜜やきいも 』が完成します。

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  • 伝統の『つらさげ芋』ができるまで① 収穫から下準備 うのばい伝統の『つらさげ芋』ができるまでには多大な手間と労力を要します。まず、収穫された紅はるかをつらさげ芋に相応しい形や大きさに厳選します。通常は、紅はるかを収穫したあとにつるを切ってから貯蔵しますが、つらさげ芋の場合は吊らさげやすいようにつるや根っこを綺麗に切り整えてから貯蔵します。こうして厳選して整えられた紅はるかを一定量ひもで束ねて、つらさげ芋専用の小屋で吊るしまよし!つらさげて終了ではない。紅はるかをつらさげて終わりではありません。続く。

    伝統の『つらさげ芋』ができるまで①

     

    収穫から下準備

    うのばい伝統の『つらさげ芋』ができるまでには多大な手間と労力を要します。

     

    まず、収穫された紅はるかをつらさげ芋に相応しい形や大きさに厳選します。

    通常は、紅はるかを収穫したあとにつるを切ってから貯蔵しますが、つらさげ芋の場合は吊らさげやすいようにつるや根っこを綺麗に切り整えてから貯蔵します。

    こうして厳選して整えられた紅はるかを一定量ひもで束ねて、つらさげ芋専用の小屋で吊るします。

     

    よし!つらさげて終了。

    ・・ではない!

    紅はるかをつらさげて終わりではありません。

    ここからが大事な工程になります。

     

    つづく→

     

  • 伝統の『つらさげ芋』ができるまで②

     

    五感を使って芋と向き合う

    紅はるかはとてもデリケートです。

    水や霜を嫌います。

    うのばい地区は特に気温が下がりやすく、寒い時にはマイナスを記録し、雪が降ることもあります。

    このように気温がグッと下がった時には、石油ストーブを焚いてつらさげ小屋全体を温めます。
    温度管理を少しでも間違うとすぐに芋が傷んでしまいます。
    この温度管理は長年お芋と向き合ってきた農家の目と感覚が必要になります。

     

    そして完成へ!
    高隈山からの冷風を受けながら熟成させること30日以上。

    その間、紅はるかの中ではデンプンを糖へとゆっくり変換し、深い甘みを持った「つらさげ芋」へと完成します。
     

    だから希少!

    これだけの手間暇がかかることと、熟成したつらさげ芋は長期間の保存が難しいことから大量生産することが難しく、 期間限定・数量限定でしか今のところご提供できません。

    このような事情から、つらさげ芋の「糖蜜焼きいも」はとても希少であり、お芋と向き合い続けてきた農家の方々のこだわりの逸品となっております。

     

    焼き芋好きの方は是非一度、つらさげ芋の焼き芋を食べてみてください。

    きっと驚かれると思いますよ!

     

  • 「つらさげ芋」の名前の由来

    鹿児島では芋づるのことを昔の読み方で『つら』と呼ぶことがあります。

    そして大野原(うのばい)では、収穫したサツマイモを自宅の軒先などに『つら』ごと『吊りさげ』て熟成させるので『つらさげ芋』と呼ばれています。

     

    また『つらさげ芋』と名乗るためには、

    ①うのばいで収穫されたサツマイモであること

    ②標高550mのうのばいの地で30日間以上吊るし、寒風の中で熟成させたサツマイモであること

    という基準があります。

     

     

     

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